5年理科「ふりこの動きを解き明かそう」② ~何往復を計ればいいの?~
公開日: 2017年11月8日水曜日
前時を振り返る中で,はる君の発言「1往復する時間が長い方がタイミングをつかみやすい」を取り上げました。この1往復する時間がふりこゲームで高得点を取るためのポイントになりそうです。そこで,時間の測定方法を尋ねてみると,まず,こうた君から提案がありました。
こうた:ぼくは,10往復ぐらいがいいと思うんですけど,1往復だったら,おすタイミングをまちがったら分かりにくくなってしまうので,10往復だったら結構な時間があるから,少しずれてもそれほどのちがいはないんじゃないかなと思います。
なな:10往復は長いと思うで,5往復ぐらいでいいと思います。
れお:こうた君が言った10往復なんですけど,1往復を出すために10でわるじゃないですか。10でわると,小数点を動かすだけだからやりやすいと思います。
たかし:10往復したからと言って正確とは限らないので,ぼくは1往復でいいと思います。
けん:手を離した所に必ず帰ってくるわけではないから,正確な時間は計れない。だから,2往復ぐらいでいいと思う。
時間測定に対して,一人一人の考えがあるようです。そこで,実際に計ってみることにしました。実際にゲームで使用した木材のふりこをゆらしながら,代表4人がストップウォッチで計っていきます。
考えとして出てきた1往復,2往復,5往復,10往復を3回ずつ計ります。そして,「(3回の測定時間の和)÷回数÷往復回数」で1往復の平均時間が出ることを確認し,計算しました。すると,以下のような結果になりました。
1往復: 1秒33 1秒31 1秒28 1秒29
2往復: 1秒44 1秒39 1秒34 1秒33
5往復: 1秒45 1秒44 1秒43 1秒44
10往復: 1秒47 1秒46 1秒46 1秒46
この結果を受けて,おとさんが「10往復の方が時間がそろってるから,正確だなあと思う」と発言しました。実際に時間を計ってみたことで,往復回数を増やすことがより正確な実験データになることが理解できた様子でした。
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