複数の観察・実験をすることが考察を深める!

公開日: 2017年10月28日土曜日

こんにちは。
今回は,6年理科での実践を少しご紹介します。

植物の根から吸い上げられた水がどうやって体全体へと送られるのかという問題に対して,子どもたちは解決に向けた実験方法を考えました。

色水を根から吸わせ,葉までいきわたる様子を見たり,茎を縦や横に切ってその中に管があることを考察します。子どもたちが調べた植物は,様々です。校庭にあった雑草や鉢植えのガーベラまで,様々な植物で実験を行います。

考察場面で次のような対話がありました。(子どもの名前は仮名です)

かずき「くきの中の管を色水が通っていました。葉も赤く染まっていました。だから,根やくきの中の管を通って植物の体全体にいきわたっているのがわかります。」

あやか「付け加えなんですけど,私たちの班は根の部分までしか中は染まっていませんでした。だから,植物によって水を吸い上げる時間に違いがあるのではないかと考えます。」

これまで行っていた単一の実験をみんなで行う学習ではあやかさんの考えなどは生まれなかったことでしょう。

私たちは複数の実験観察をもとに考察を深めるため,お互いの結果を視覚的に比較できるような板書構成を工夫したり,画像や映像の提示を行ったりすることで,お互いの結果の共通点や差異点を明確にできるようにしています。

11月18日(土)に公開授業を行う予定ですので,子どもたちが自ら考察を深めていく様子をぜひご覧下さい。
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